お口の細菌はさまざまな病気も引き起こしてる

現在、多くの方が興味を持っていることの一つに、ウイルス感染症予防対策、というのがあると思います。

感染症予防には、手洗い、うがい、マスクの装着などが重要とされ、実際にそれを実践している方が多いと思いますが、それ以外にももう一つ、とても感染予防効果が高いと言われている方法があります。

お口の細菌がウイルス感染・悪化を助けてしまう

お口の中の細菌には、インフルエンザなどのウイルスの感染、増殖を助け、発症のリスクを高めてしまう酵素を出す働きがあるのだそうです。その細菌が多く含まれるのは、主に歯や舌の表面などで、歯磨きがしっかりとできていない場合、細菌が大量に増殖し、ウイルス感染や悪化が起こりやすくなるリスクファクターになるということです。

お口の細菌はさまざまな病気も引き起こす

お口の細菌は虫歯や歯周病など、お口の不健康を引き起こすきっかけとなりますが、上で触れたように、体内へのウイルス感染を助けたり、もしくは細菌そのものが呼吸器系に入ってしまうことで気管支炎や肺炎を引き起こしたりします。また、そのほかにも血管の中に入り込むことで糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞など多くの重病を引き起こすこともわかってきています。そして、このような病気にかかることで、さらに免疫力は下がってしまい、よりウイルス感染の重症化のリスクが高まります。

定期的なクリーニングも大切

歯磨きは毎日、できれば毎食後行うのが理想です。特に夜眠っている間には唾液が減り、お口の細菌が繁殖しやすい環境になるので、寝る前の歯磨きはある程度時間をかけて、特に丁寧に行うことが大事です。舌の表面についている舌苔(ぜったい)も細菌の温床ですので、もし厚めについているようであれば舌ブラシや歯ブラシでそっと取り除くようにしましょう。

そして、歯磨きだけでは汚れを隅々まで取り除くのに限界がありますので、3〜6ヶ月に一度くらいの間隔で、歯科医院でのプロによるクリーニングも受けましょう。また、ご家庭でより効率的に磨けるようにするためにも、歯科衛生士から正しいブラッシング方法の指導を受けることも大事です。

いつも気持ちの良い清潔なお口で、健康な毎日を目指しましょう!

おかだ歯科までお気軽にご相談ください。